蛇と林檎 後編



 驚いたことに、目を覚ましたレムオンは何も覚えていなかった。多分、それは――
『こんなの今回だけだからね』
「……」
 シャリが。
 否が応にも蘇る「東方の博士」の言葉に辟易したシャロンは、力なく首を横に振った。

 正直。余計なことを、と言えない自分がいる。なぜなら、レムオンが起きたあの瞬間……シャロンはエステルに体調を心配されるほど青ざめていたのだから。

 そして、彼が何も覚えていないと知った瞬間の、安堵。自分の卑しさに反吐が出る思いだった。


 賢者の森――あの事件から一週間が経っていた。

 久しぶりにオルファウス様のところへ挨拶に行こう、というエステルの提案に、パーティーの誰も反対はしなかった。シャロンも。

 木漏れ日が気持ちいい午後だ。敵が弱いのと、この明るい雰囲気とで、賢者の森を歩くときはいつもピクニック気分になりがちだ。
 ……いつもなら。

 楽しめない原因が自分であることを、シャロンはよく知っていた。
 申し訳なくは思っても、シャロンの気は晴れない。

 今になって、あの瞬間にシャリを止めなかった自分に腹が立つ。

 もしオイフェに何かあったら――私は……

「あ、ね、見てみて! オルファウス様と……あ、あれネモじゃないっ? きっとボクたちを迎えにきてくれたんだねっ。ね、シャロン!」
 取り繕うようなエステルの声に、顔を上げて彼女が指差す方向を見ると、二匹の白い子猫が並んでいるのが見えた。
「オルファウスさま……」
 シャロンがつぶやくと、片方の、こころなしか優美な猫がニャアと鳴いた。

 どう振る舞いっていいのか分からずに、どぎまぎと棒立ちになるシャロン。
 そんなシャロンにネモがのっそりと近づいてくる。そして言った。
「シャロン、お前にちょっと話がある。……ま、何の話かは見当がつくだろうがな」
 シャロンは立ちすくんだ。

 しかしそれは刹那のことだった。彼女は動揺を気取られないように気をつけながら口を開く。
「……みんな、先に行っててくれる? ネモが話あるっていうから」
「シャロン……」
「大丈夫よ、エステル」
「……うん、キミがそう言うんなら、分かったよ。行こう、みんな!」
 他の面々が立ち去るまで、ネモは無言だった。シャロンも敢えて喋ることはしない。

「……オイフェのことだ」
 鳥のさえずりだけが響く中、ネモがようやく口を開く。
 シャロンはぎゅっと拳を握った。
「アイツは死んだ」

 ――
 死。

 一瞬、何を言われているのか、理解できなかった。いや、理解したくなかったのだろう。
「死……んだ……?」
「リベルダムの近くに邪竜の断層があるんだよ。 あそこには厄介なヤツが封印されててな……俺も気が重いんだが、邪竜アズラゴーサだ」

 ……邪竜……? あ……ずらごーさ……?

 虚脱して何も考えられないシャロンの様子を知ってか知らずか、ネモはちょっと舌をなめて続けた。 

「それを最近になって、 システィーナの伝道師どもが復活させようとしていた。 あの女は……まぁ、その生贄にされたんだな」
 シャロンは黙って棒立ちになる。
「……そして、厄介なことにアズラゴーサは復活した。今ヤツは邪竜の断層にいるみたいだが――」
 皆まで聞かずに、シャロンは駆け出した。
 卑劣な真似でシャロンに罪をそそのかしたシャリも――!
 そしてその誘いにむざむざ乗ってしまった自分も――!
 絶対に、絶対に許すことなんてできない!!


「それにしても、オイフェが死んじゃうなんて……」
 
 じめじめした岩肌。細くて暗い洞窟を、シャロンたちパーティーは進んでいた。先頭を行くのは、松明を片手に無言でモンスターを切り払うシャロンだ。
 邪竜の断層、の奥地だった。

 シャロンは黙々と奥へ進む。その気迫に、心なしかモンスターですらどこか避けて通る。

 その背後で、エステルがぐすっと鼻をすすった。
「シャリのヤツ……! 相変わらず悪さばっかりしてるんだ」
 涙声で少女が言うのを聞きながら、シャロンは瞑目した。

 シャリの……せいじゃない。これは。私の、私が……!
 シャリはなぜ、こんなことをするのだろう。シャロンには理解できなかった。オイフェを、……連れ去ることなら、シャロンに頼まなくても、彼の実力ならできないはずがないのに。
 ……願いを叶える少年……
 なら、それがシャロンの願いだとでも言うのだろうか? その――

「シャロン」
 かつて冷血の貴公子の名をほしいままにした男の声に、シャロンは足を止めた。 振り返ると、いつも以上に不機嫌そうなレムオンの視線と出会う。
「……どうかした?」
「いったい何を隠している?」
「……何の話?」
「とぼけるな。俺をごまかせるとでも思ったか?」
 レムオンの声にイライラした調子が混じった。
「だから、何のこと?」
「シャロン……! この間から、そう……宿でシャリを退けてから、お前は変だ。ヤツに何を言われた? どうして隠す。シャロン!」
「……兄様、……ごめん、今は……言えない」
「……なぜだ」
「後で絶対話す……から。今は……オイフェの仇を」
「シャロン……何でも一人で抱え込もうとするな」
「……ごめん。私はアズラゴーサを倒す。みんなも……無理に付き合う必要はないわよ?」
 パーティーから抜けてもいいことをほのめかすと、まずエステルが悲鳴のように叫んだ。

「そんなこと、できるわけないじゃないか! こんな状態のキミを放っておくなんて……気にしないで、まだ助けてもらったお礼、してなかったしね!」

 続いてレルラがにっこりと笑う。
「まだ、きれい探しの旅は終わってないよ。こんな中途半端なまま放り出すことなんて、できそうにないや」
 最後に沈黙をはさんで、レムオンが重々しいため息をついた。
「……分かった。お前にはかなわん……どうせお前がいなければ、俺は……」
「ありがとう、エステル、レルラ、……レムオン」
 どうしてもっと早くに、仲間を信じて打ち明けられなかったのだろう。そうすれば、私は……



 エステルのアドヴェントが炸裂し、邪竜の巨大な体が傾ぐ。その瞬間を狙ってシャロンは跳躍した。すばやくニ太刀、斬りつける。着地した背後で、重いものが倒れる音が反響した。

 舞い上がる土ぼこりを吸い込まないように気をつけ、シャロンは二振りの剣にまとわりついた血を払い、鞘におさめる。硬い音が響き渡った。
 邪竜の巨体が霞のようになって消え去るのを尻目に、シャロンはそっとため息をつく。

 これで……これで、仇は取れたはず。私は……私は、罪を告白しなければならない……全てのケリがついた今がチャンスだ。

 勝利に沸き立つ仲間たちに向きなおり、緊張に顔を強張らせたシャロンは、ゆっくりと口を開く。
 許されるだろうか。シャロンが、オイフェを――死なせてしまったことを、知っても? いや、きっと彼らなら……きっと許してくれる。
 シャロンにはそれが信じられた。
「エステル、みんな、聞いて。実は――」

『クスクス……今さら、何を言うつもり?』
 声とともに、闇が一気に濃くなる。中空に黒煙がほとばしった。
「――っ!!」
 シャロンの心は怒りに燃え上がった。すぐさま今しがたおさめたばかりの剣を抜く。
「やあ……会いたかったよシャロン。元気にしてた? クスっ……」
 黒い影が晴れると、黒衣の少年……システィーナの伝道師、全ての元凶。シャリがそこにいた。
「シャリ――っ!!!」
 叫びながらシャロンはシャリに斬りかかった。目にも留まらぬその斬撃に周りは息を呑むが、シャロンの双剣が切り裂いたのはまばゆい光ばかりだった。
 次の瞬間、気配に振り返ったシャロンが見たものは、背後でふわり浮く、シャリの姿。
「そう焦らなくても、ちゃんと他に舞台を用意してあげたんだから我慢してよ。まったく、近頃の若い人はホントせっかちだよね。あはは!」
「シャリ――どうしてオイフェを殺したの!」
「殺した? 僕じゃないさ。オイフェを殺したのは、いわば君だよ」
「……っ」
「あはは……! おっかしいよね。四人も集まって四六時中一緒にいるのに、リーダーが裏切ってるのにも気がつかないなんてさ」
 そのシャリの一言で、その場の視線がシャロンに集まる。

 シャロンは――ごくりと喉を鳴らした。シャリに斬りかかるつもりだった……だが、体は動かなければと思うほどに強張り、熱くもないのに汗が頬を伝った。
「知らないなら教えてあげるよ。ここにいるシャロンこそが、オイフェを誘拐した真犯人だってね」

「ウソだ!」
 すぐさまエステルが否定の声を上げた。しかし、その瞳は揺らぎ、シャロンの横顔に向いている。

 その様子を見たシャリは、クスクスと笑った。
「嘘じゃないさ、エステル。じゃあ聞くけど、最近のシャロンの様子、おかしくなかった?」
「……それは……でも、それは理由があって!」
「じゃあ、その理由って何? シャロンは話してくれた?」
「……」
「やましいことがなければ、話してくれたはずだと思わないの? 君だって、最近シャロンの様子がおかしくて、ずっと不安だったんじゃない? ……なんでシャロンが君たちに何も話せないのか教えてあげようか」
「シャリっ!?」
 悲鳴のようにシャロンは叫んだ。
「くすっ。それはね、シャロンが僕の依頼を受けたからさ。……オイフェをさらうっていう、依頼をね」
「シャロンはそんな依頼を受けたりしない! 言いがかりはよせ!」
 レムオンが厳しく言う。シャリはちらりとシャロンと目を合わせた。
「どうかな。君は覚えてないみたいだけどさ、君だって見てるじゃない? フフ。シャロンがオイフェをさらった、まさにその瞬間を!」
 言葉とともに、レムオンの体が電撃でも受けたかのように痙攣した。
「レムオンっ――」
 膝をついたレムオンにシャロンは駆け寄って――そして、疑うように揺れる眼差しと出会った。
「何だ……? この、記憶は――! くっ……」
「これでも嘘だと思うんなら、シャロンに聞いてみたら?」
「シャロン……ウソ、だよね……?」
 震える声でエステルがシャロンに問うた。

 ……私は……これ以上、隠し事なんて……
「う、そ……シャロン、まさか本当に――!?」

 シャロンはゆっくりと息を吸い込んだ。もう隠しておくなんてできない。
「そう……私は、私がオイフェをシャリに引き渡した。だけど――」
「最低だよシャロン!!」
 響き渡った声に、沈黙が落ちた。エステルがバケモノを見るような目でシャロンを見ている。
 そんな、目で……

 目を見開いてレムオンにすがるような視線を向けたシャロンは、猜疑と――軽蔑の眼差しに出会った。

 そんな、目で――!!
「そんな目で、私を見ないで!!」
 気がつくと、シャロンはエスケープを唱えていた――……

 しとしとと、夜も深い窓の外では雨が降っていた。
 アミラルの宿屋。一人の少女がベッドに腰掛けている。

 青みがかった銀色の髪。肩までのびたそれが、今はしゅんとなっている。アメジストの瞳にうつるのは、虚脱と絶望の色。トレードマークだったブレストプレートも剣もはずし、薄いクロースだけの姿で、シャロンはただ座っていた。

「……あれから、みんなどうしてるかな……私のことなんて忘れてるかな……」
 ぽつりと少女はつぶやく。
「当然かな……私は、オイフェを……」
 うつむいた。耳をふさいで……目を閉じて、ただうずくまっていたい。

 シャリにそそのかされたからって、許されることではなかった。レムオンのためだと言って正当化するのは、あくどいことのような気がした。

 この宿屋に泊まって、すでに十日を数えていた。一月分の金を払って、後は閉じこもっている。
「……レムオン……元気かな……」
 レムオン。
 あの軽蔑の眼差しを思い返して、シャロンは瞳にじわりと涙を浮かべた。

 ……自分がいなくても幸せになってくれればいいとシャロンは考える。
 自分が、いなくても……
「……レムオン……」
 それでも恋しくて、再びシャロンはつぶやいた。その時だった。
「ひどいよねぇ。あんなに必死になって助けたのに」
「……シャリ」
 気がつくとシャロンの目前に、忽然と黒い姿があった。

 シャロンはがっくりとうなだれた。
「何の、用……?」
「くすっ。カワイソウな勇者様を励ましてあげようかと思ってね」
「……」
「邪竜の断層でのこと、覚えてる? 君のお友達はみーんな、君のこと軽蔑してたみたいだね。あんなに嫌われたんじゃ、もう許してもらえないかもね。かわいそうなシャロン」
 シャロンはうつむいた。シャリが近づいてくる気配があった。しかしそれでもシャロンは顔を上げない。上げたくない。

 どうにでもしてくれと思っていると、シャリの細い手がシャロンの髪に触れた。
「君の大好きなレムオンも、あの様子じゃもう、シャロンのこと信じてくれないね。あーあ、誰にも見向きもされない、かわいそうなシャロン。……そうだ、いいこと考えた!」
 言いながらくすりと笑ったシャリが、シャロンの髪に口付けた。

「ねぇシャロン、僕と一緒にこない? そしたらもう、一人じゃないよ?」
 とっておきの提案とでも言いたそうなシャリの口ぶりに、シャロンはそっと目を上げる。
「……ちゃんと、説明すれば……きっと分かってくれる」

「本当にそう思ってるの?」
 シャリがシャロンの顔を覗き込む。その黒い瞳に映っているのは、不安げに揺れるシャロンの姿だった。
「誰よりも絶望してるのはシャロンなんじゃない? 信じてるから、あの時自分がやったって認めたんじゃないの?」

「……それ、は……」
「でも、それは裏切られたんだよね。誰一人、あの状況でシャロンを信じてくれるものはいなかった。レムオンですらね。信じてたんでしょ? 誰が信じてくれなくても、彼だけは信じてくれるって。だから、レムオンのためにオイフェを殺したんじゃないの?」
「うるさい……」
「かわいそうなシャロン。もし――」
「うるさ……いっ!!」
 シャロンは枕を掴んで、力任せに投げつけた。枕は壁に当たって大きな音をたてる。シャロンはベッドのシーツに顔を押し付けた。涙も嗚咽も――止まらない。
「……痛かったよね。信じてたのに裏切られて」
 悼む――いったい私の何を悼むというのか――ような声がした。近づいてくる気配があって、シャロンはかすかに身を強張らせる。しかしもたらされたのは、頭をそっと撫でられる感触だけだった。
「僕が受け止めてあげる。一緒においで、シャロン」
「……るさい……! も、とはといえば……、あなたが……!!」
「そんなにいやなら、他の解決方法なんてたくさんあったんじゃない? どうして黙って彼女を引き渡したの?」
「帰って! 帰ってよ!」
「ああ怖い。怖いから今日のところは帰ることにするよ。フフっ、気が変わったらいつでも呼んでね。シャロン。またね」
 シャロンは泣いていた。いつまでも泣いていた。




 気がつくと、シャロンはその場所に立っていた。
 竜骨の砂漠――その最奥部が祭壇のようになっていることを彼女は知っている。

 確かここで以前、シャリと出会ったことがある。その時彼は、自分を殺したいかとシャロンに尋ね……そしてシャロンは首を横に振ったのだった。


「気が変わった?」
 最奥にたどりついたとき、佇んでいたのは静かに微笑む、一人の少年。シャロンは虚ろにその姿をながめた。
「……いいえ」
 呻くようにつぶやくと、シャリは笑いながら浮き上がった。心なしか、笑みに含みが混じったように見える。
「……まだ過去にしがみついてるんだ?」
「過去? ……何のこと」
「やだな、とぼけちゃって。アハハ! 帰ったらみんなが受け入れてくれると思ってるんでしょ? 分かってないなぁ。もう君に帰る場所なんてないんだよ」
 シャロンは息を呑んだ。――反射的に叫ぶ。
「――っ!! ちゃんと話せば、みんな分かってくれるわ!」
 シャリがゆっくりと近づいてきて、言った。
「かもね。だけど、君だけ幸せになっちゃっていいの? オイフェの気持ちはどうなるのさ?」
「……っ」
「それで納得できるの? もとの鞘に収まれると思う? ……無理だよシャロン」
「わた……しは……」
「自分を許して、もとの生活に戻れる? ……君は戻れても、死者は戻れない。永遠に君を恨み続けるのに」
 ――オイフェ……

 シャリは一旦言葉を切ると、人形のように整った顔をシャロンに近づけ、まるでなんでもないことのように――さも当然のように言った。
「僕と一緒においで、シャロン」
 虚ろなその黒い瞳から目を離すことができない。シャロンは必死に目を逸らそうと試みたが、指一本動かなかった。うまく息ができない。
「君に居場所を与えてあげる」
 シャロンはがっくりと膝から崩れ落ちた。どうしようもなく涙がこみ上げたが――シャリに見られたくなくてうつむいた。
「もう、くるしまなくてもいい場所を……ね。ふふっ……」
 すとんと胸に抱き寄せられて、シャロンは嗚咽を噛み殺した。

「シャロン――!」

 そのままの体勢でゆっくりと振り返る。
「レムオン……兄様。エステル……、レルラ」
 かつての仲間をその瞳にうつし、ゆっくりと名前を呼ぶ。
 レムオンが焦燥も露に叫んだ。
「シャロン! ――お前は、シャリ!? シャロンから離れろ!」
「……くすっ。あんなこと言ってるけど、どうするシャロン?」
 髪を優しく梳かれながら聞かれ、シャロンは再びシャリの胸に額を押し付けた。
「シャロン!」
「……ごめんね、みんな……でももう、戻れないよ……」
「アハハ! 聞いた? シャロンは僕と一緒に来るってさ。邪魔しないでよ」
「本当に……ごめんね……」
「シャロン……ウソだ、シャロン! 君はいつだって絶望したりしなかった! ボクたちの希望だったじゃないか!」
「……」

「よくそんなことが言えるねえ。君たちでしょ? その希望をこんな風にしちゃったのは」
「そ……れはっ……も、もとはといえば、どうせ君が何か――」

 気がつくと、シャロンは叫んでいた。
「シャリは関係ない! そうよ……私がオイフェを殺したの……」
「シャロンっ……!」
「……くすっ。じゃ、そろそろ行こうか、シャロン」
「待て! シャロン――俺は、」
「さよならお兄様。どうか幸せに……」
「シャロン!!!」

 銀髪の少女とシャリの姿は、止める声にも耳を貸さず、闇の中に消えた。
後に残ったのは、希望を失った迷子のような三人の冒険者と――高い哄笑だけだった。


 END


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お付き合いいただきましてありがとうございました。
一言だけ言い訳させてもらえるとするなら、ネモのセリフは適当なんです……資料がなかったから。
ネモ好きな方ごめんなさい……あ、あとオイフェとゼネテスとレムオン(←今回の犠牲者)が好きな方もごめんなさい!